子供の頃から片付けが苦手なので、恥ずかしながら部屋の中はものが散乱しています。
当然のように携帯電話やリモコン、鍵などが行方不明になります。
そんな時に便利なのが紛失防止タグやキーファインダーです。
いくつか種類がありますが、試しに『Tile Sticker』を購入してみました。
Tile(タイル)とは
Tileは探し物を「音」で見つける、全米シェアNo.1 のスマートトラッカーです。
スマホにアプリをダウンロードして使用します。
Tileでできること
- アプリからTileを鳴らして場所を知らせる
- Tileからスマホを鳴らす
- 最後にスマートフォンとTileの接続が切れた場所と時間を、アプリの地図上に表示
- 他のユーザー(のスマホ)が近くを通ると位置を通知
スマホアプリからTile(を取り付けた探し物)の音を鳴らしたり、逆にTileからスマホの音を鳴らしたりできます。
これは部屋の中などでものが行方不明になった時に便利です。
また、スマホとBluetoothで通信しBluetooth通信が途切れた位置を記録するので、落とした場所忘れた場所がわかります。
他のユーザー(のスマホ)が近くを通るとTileのクラウドを通して位置を知らせてくれる機能もあります。
(これは人の多いところでないと意味はありませんが)
Tileの種類
「Tile Mate」「Tile Pro」「Tile Slim」「Tile Sticker」があります。
「Tile Mate」「Tile Pro」は鍵やバック、「Tile Slim」は財布やカードケース、「Tile Sticker」はリモコンなどに利用しやすいような形状となっています。
製品によってBluetoothの接続距離などが異なります。
Tile Stickerを使用してみる
Tileは種類がありますが、今回はリモコンにつけたかったため「Tile Sticker」を購入しました。
カードや10円玉と比較すると下のような感じです。
厚みは結構あるので慣れないと邪魔かもしれません。
レコーダーのリモコンに貼ったところ。
Tile Stickerを貼れる平らな面が必要です。
Tileの使い方
step
1Tileを購入
用途に合わせたTileを購入します。
step
2アプリをダウンロード
スマホにアプリをダウンロードします。
step
3新規登録
新規登録にはメールアドレスとパスワードが必要です。
メールアドレスに確認コードが送られるので入力します。
step
4接続
Tileとスマホをペアリングします。
ペアリングは画面の表示にしたがってTileのボタンを押すだけです。
下は「Tile Sticker」をペアリングした画面です。
step
5Tileの登録
カテゴリを選んで名前を付けます。
いくつか登録する場合にはわかりやすい名前をつけると良いです。
step
6使ってみる
アプリを開くと登録したTileが出てくるので、探したいTileを選んで音を鳴らします。
メロディーはいくつかの種類から選べます。
音量は「大きい音」と「ミュート」のみです。
ちなみに下の「PHS」は10数年前のPHSをアラームとして今でも利用していて、これも行方不明になりやすいので付けました。
Tileの不便なところ
とても便利そうなTileですが、実際に使用してみると不便に思うところも見つかりました。
わたしの思う注意点は以下の通りです。
不便に思うところ
- スリープ中のスマホを鳴らすには位置情報が必要
- スマホの音は変えられない
- 細かい音量調節ができない
- 一度ペアリングをすると未使用の状態には戻せない
スリープ中のスマホを鳴らすには位置情報が必要
部屋の中で携帯電話(スマホ)を探すのが一番の目的だったのですが、どうやらスリープ中のスマホを鳴らすには位置情報をONにしないといけないようです。
最初に設定したTile Stickerは位置情報がOFFでもスマホを鳴らせたのですが、他はできず。
試しに位置情報をONにしてみたら全てのTile Stickerからスマホを鳴らすことができました。
・・・が、その後また位置情報をOFFにしたら最初のTile Stickerからもスマホを鳴らすことができなくなりました。
わたしはなんとなく位置情報をONにしたくないので、一番期待していた効果は得られないという残念な結果となってしまいました。
位置情報をONにしている人は便利に使えると思います。
外で物を落とした時などのために利用する場合ももちろん位置情報は必要です。
音量調節はできない&スマホの音は変えられない
音の大きさが変えられないので、賃貸の部屋では夜間などは鳴らしにくいかもしれません。
スマホの音は変えられないのが残念です。
Tileのメロディは選べますが、音量は「大きい音」と「ミュート」のみで、細かい音量調節はできません。
未使用の状態には戻せない
すべてのTileは一度スマホとペアリングをしてしまうと、未使用の状態には戻せません。
使用者を変更したい場合は「Tileの譲渡」をします。
Tileで探し物、落し物対策を
部屋の中でものを行方不明にしやすい人間には、音が鳴って場所がわかるのは便利です。
特にスマホは同居人がいればあるいは固定電話があれば鳴らして探せるのですが、固定電話なしの一人暮らしではそうはいきませんし。
(わたしはタブレットやパソコンからメールを送って短い着信音で探したりしてました)
忘れ物をしやすい人も、例えば外出先で財布が見当たらなかったり時に最後に検知した場所が家だったら単に忘れただけだろうと見当がつきます。
外出先で物を落としたり失くしたりした時も最後に検知した場所がわかれば見つけやすくなります。
初めて一人暮らしをする人は鍵の管理に不安を覚える人もいるでしょう。
そんな時には安心できます。
ただ、部屋の中の物を探すだけなら安いキーファインダーでも良いかもしれません。